もちろん最初は真っ当にやるつもりでした。
私は、専門学校の卒業後、すぐに結婚しております。
妻のヒロコ(当時20歳)は、高校の時の元カノの友達でして、
高校を卒業2年して、地元の駅でばったり会いました。
会った瞬間に、遊びに誘い、その晩に関係を持ちました。
2年ぶりの再会直後に、初デート、そして付き合うことになったということになります。
1週間後には同棲をはじめてました。
やがて彼女は身籠り、結婚することになりました。
親からの仕送りを貯めていたので貯金は700万円ありました。
クロムハーツやブランド品の競取りで生計を立てようと思いました。
仕入れ代金を考えるとそれだけでは足りないと考えました。
ちょうどそのとき、夫婦間で交わした「隠し事はしない」ということを妻が破っていたことを知りました。
結婚後も、彼女の大切な友達だとする男性との清いお付き合いを許していたわけですが、それは当然、「肉体関係が過去にないこと」が前提の約束でした。
しかしながら、後になって、それが嘘だと発覚するのです。
自分は裏切られたと思いました。
とはいえ、すでに肉体関係はありませんから、離婚するつもりは毛頭ありません。
そこで自分なりにケリをつけようと思ったのが、開業資金を出させることでした。
彼女は嘘をついてバレたことを引け目に思っていたのでしょう。
両親から1300万円の開業資金の捻出をしました。
こうして、夫婦で競取りの事業をすることになりました。
ブランド品を仕入れてはヤフオクで転売というビジネスですぐに軌道にのりました。
どんな夫婦にも、隠し事はあるでしょうし、それがバレるということもあるかと思います。
裏切られた方の私は、嘘をついたことを「弱み」として握ったことで、妻に対して主導権を発揮することを知りました。
このことは後のヒモ生活において、すごく重要なポイントになるのでした。
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